活動報告
2016年07月01日(金)  [活動報告]

公立保育所・幼稚園統廃合計画がすすめられる中、
日本共産党東大阪市会議員団
「縄手南幼稚園の仮設園舎にかかる緊急改善要望」を提出!

日本共産党東大阪市会議員団は、6月13日(月)仮園舎で運営している縄手南幼稚園の施設見学をおこないました。現在、縄手南幼稚園は、縄手南小学校の校舎施設の一部を仮設園舎として使用しています。1階に職員室、保健室、トイレなど、2階に4歳児の保育室、3階に5歳児の保育室となっています。仮設園舎での保育の実施にあっては、様々な課題を抱えながら、園長はじめ職員の皆さんが、現場で知恵と創意を発揮して、たいへんご苦労されている様子を見聞させていただきました。その上で、これまでわが党が指摘してきた改善課題も含めて、毎日の園児の生活に直接関わるだけに、園児の安全確保と快適な施設で保育が実施できるように、教育委員会として、必要な予算も投じて直ちに対策・改善をおこなうように、6月15日(水)東大阪市教育委員会 教育長に対して「縄手南幼稚園の仮設園舎にかかる緊急改善要望」を提出しました。(※具体的に申し入れた「緊急改善要望」を下記に掲載しています。)

 

 

 

 

 

2016年6月15日

東大阪市教育委員会
教育長 土屋 宝土様

日本共産党東大阪市会議員団
団 長  内海 公仁

縄手南幼稚園の仮設園舎にかかる緊急改善要望

日本共産党東大阪市会議員団は6月13日午後、仮園舎で運営している縄手南幼稚園の施設を見学させていただきました。
仮設園舎での保育の実施にあっては、様々な課題を抱えながら、園長はじめ職員の皆さんが、現場で知恵と創意を発揮して、たいへんご苦労されている様子を見聞させていただきました。その努力に敬意を表する次第です。
その上で、これまで指摘してきた改善課題も含めて、園児の安全確保と快適な施設で保育が実施できるよう、教育委員会として必要な予算も投じて直ちに改善されるよう以下具体的に申し入れます。
事は毎日の園児の生活に直接関わるだけに、早急な対策を講じていただくことを強く求めるものです。

1)幼稚園の設置基準では、原則一階に保育室を置くことが定めである。施設場やむを得な い事情の場合に二階への保育室を認めているが、三階の保育室は想定されていない。3階に保育室を設けることの法的拠り所がなければ、改めるべき。

2)非常階段から屋外に出るところに白い金網フェンスが張られ、ロックされている。本来非常階段はいっさいの障害物なく戸外へ脱出できる状態であるべき。

3)非常階段下に資機材を格納しているが、風雨にさらされる状態になっている。必要な倉庫等を設置し資機材置き場を確保すること。

4)室内階段の踊り場(各階すべて)に道具類が置かれている。これは防火対策上も問題であり、直ちに撤去し、別途置き場を確保すること。

5)室内階段の片面にしか手摺りがない。両側に手摺りを設置すべき。

6)各保育室内の内装について、床の改修はされているものの、壁面等は現状のままであり、損傷が激しい。壁塗装、出入り口戸の鍵穴部分など改修すべき。

7)保育室内廊下側窓下のコンクリート製の棚の角部分及び、柱部分の角がむき出し状態で危険。ソフトラバーなどを設置して安全確保すべき。

8)各階にトイレを設置すべき。それができなければ、安全確保のために、職員が同行できる体制をとるべき。もしくは階段に安全確認用カメラを設置して、職員室で常時モニターすべき。(子どもたちの中には、トイレに失敗する事例もでている。)

9)廊下の窓際に手摺りが設置されているが、小学校仕様のため位置が高すぎで、園児の頭に当たる危険がある。手摺りは、園児用に低く配置し直すべき。

10)園庭がないのでやむをえず学校体育館を借りているが、一日1時間だけという状況である。現場の困っている実情を良く聞き、教育委員会の責任で善処すること。