市議団ニュース
2018年09月07日(金)  [市議団ニュース]

東大阪市議会 平成30年 第1回定例会(6月の本会議 議案に対する「討論」)

6/29(金) 日本共産党東大阪市会議員団を代表して、嶋倉 市議の本会議「討論」

議案に対する態度
報告第1号東大阪市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定に関する専決事項報告の件、議案第1号東大阪市立保育所条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第8号仮称市立孔舎衙認定こども園整備工事に関する請負契約締結の件、議案第9号財産取得の件に反対、その他の議案には賛成するものです。以下その理由を述べます。

◆報告第1号東大阪市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定に関する専決事項報告の件
これまで教育職員免許法に規定された免許状を有する者という資格基準を緩和して、5年以上放課後児童健全育成事業の経験があって、市長が認める者であれば、指導員として認めるという内容ですが、全国学童保育連絡協議会の会長は、指導員には重大な事故から子供を守る仕事もある、全国どこの地域でも有資格者の指導員が必要だと、学童保育の抜本的拡充を目指す議員連盟の会合で訴えをされていますが、子供たちの生活と発達を保障するという考えから、指導員の資格の基準を緩和する条例制定に反対。

◆議案第1号東大阪市立保育所条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第8号仮称市立孔舎衙認定こども園整備工事に関する請負契約締結の件
公立の就学前教育、保育施設再編整備計画で公立幼稚園、保育所の統廃合を進めるものです。統廃合による公立認定こども園は園の定数が大きくなり、一人一人に目が行き届かなくなってしまいがちで、一日を通しても長期休業日においても、保育の集団が異なり、多くの矛盾を抱えている等問題が多く、今ある公立保育所を活用して保育所を求める保護者の声にこたえるべきです。公立幼稚園についても定員割れを理由にしていますが、市民から要望も多い3歳児の枠を設けるなどの対応もせず、公立幼稚園を求める市民の願いに背を向けていることは問題と言わなければなりません。公立の就学前教育、保育施設再編整備計画の抜本的見直しを求めます。

◆議案第9号財産取得の件
我が党は当初から花園ラグビー場の土地を市が買い取ることに反対してきました。理由は、市が所有することによって、多額の費用がかかり、毎年の管理費等々が市民にとって長く大きな負担となることや、立ち退き問題が解決してない状況であることからも反対。

◆29請願第2号、3号、4号、5号の御厨保育所、鳥居保育所、岩田保育所、友井保育所の4園の請願
そもそも保育所の待機児童もあり未入所児童も多い中、公立の就学前教育、保育施設の再編整備計画にある公立保育所の統廃合に反対する内容の請願です。今年度のゼロ歳児の募集停止は見送られましたが、提出されてから1年近く経過していることから、早期に議会での判断を明らかにすべきということから継続に反対。

◆議案第3号東大阪市児童生徒就学援助条例の一部を改正する条例制定の件について
我が党はこれまでの7月支給では準備に係る費用が負担となっていることから、就学援助金を前倒しして支給することを求めてまいりました。入学前の支給は、保護者の切実な願いがようやく実現するものであり、賛成。

◆平成30年度東大阪市一般会計補正予算第1回に含まれる小学校空調設備事業の小学校普通教室へのエアコン設置
地球温暖化が進み、熱中症への対策として、我が党は一日も早いエアコン設置をと求めてきたことから賛成。

以上で討論を終わります。