活動報告
2018年09月21日(金)  [活動報告]

9月19日(水)

日本共産党東大阪市会議員団は、危険、雨漏り、ぼろぼろの学校施設の調査をまとめて、東大阪市長と東大阪市教育委員会 教育長宛の要望書を提出しました。

(写真)市長への要望書を提出しました。左から理事(市長公室長)、日本共産党東大阪市会議員団 塩田清人 団長、嶋倉久美子 市議、上原賢作 幹事長、市田綾乃 市議、神野淳一 市議

日本共産党東大阪市会議員団は、この夏休み期間中に市立の小学校51校、中学校25校及び日新高校の計77校を訪問し、施設の老朽化の調査聞き取りを行いました。

その学校施設調査の報告会を下記の日程で行います。みなさんご参加ください。

◆日本共産党東大阪市会議員団 主催
校施設実態調査」緊急報告会 を開催します!
ー子どもたちに最善の学習環境を!ー

【とき】9月24日(月・祝)13:30~

【ところ】東大阪市立市民多目的センター 3階 大会議室
住所 : 〒577-0054 東大阪市高井田元町1‐2‐13 3・4階
電話 :06-4307-4690

以下、要望書の内容です。

危険・老朽化の学校施設の改修と教育予算増額の要望

日本共産党東大阪市会議員団は、この夏休み期間中に市立の小学校51校、中学校25校及び日新高校の計77校を訪問し、施設の老朽化の調査聞き取りを行いました。
全てをまわって「雨漏りのしない学校は無い」というのが実感です。授業中に教室が雨漏りし、授業を中断して処置をしたなど教育上、著しい支障が出ています。「先日、雨漏りを直してもらいました」という学校でも「直してもまたどこかで雨漏りする」とのことでした。屋上防水を全面的に施したり、雨漏りの原因を本格調査して対処するなどの根本処置をせず、雨漏りした箇所だけを応急処置するにとどめているためだと思われます。
また体育館も雨漏りが絶えず、しかもエアコンが無いことにより、熱中症の危険から回避するために授業や終業式などに支障が出ています。体育館は避難所にも使用され、西日本豪雨の経験からもエアコン設置は必須となっています。
防火扉や防火シャッターが機能せず、放置されたままというところや非常階段が劣化して使用できない学校も散見され、教育委員会が安全上の最低限の責務すら果たせていないことは早急に対処すべきです。
そして、校舎や体育館そのものが地盤沈下などが原因で傾き、危険が放置されていると思わざるを得ないところもありました。
トイレも一部にドライ式に変更したりしたところがあるものの、児童から「古い」「臭い」「怖い」と言われる古いトイレの改修が行われていないものも多く残されています。校舎にトイレが設置されていない、あるいは男子トイレしか無いなどの問題もあります。
施設面以外にも備品費が少なく、「ペンキを買うお金も無く塗り替えできない」「鉄棒が折れて、取り替えに備品費を使うと年間予算が無くなる」など、予算の貧しさが浮き彫りになりました。お隣の八尾市と比べても一般会計に占める割合はここ6年平均で0.75%低く、仮に八尾市並に引き上げると年間で約15億円もの予算増になります。抜本的に引き上げる必要があります。
年度内、また次年度に向けて、児童生徒に最善の学習環境を提供するよう以下要望します。

1.ここ10年間で学校耐震化の時期を除き、低い時期で7.7%、高くても9%の教育予算を抜本拡充し、施設改善や備品費用など経常経費を増額すること。

2.全学校体育館にエアコン設置を求めます。同時に小学校普通教室のエアコン設置の可能な限りの前倒し設置と来年夏に間に合わない場合に特別な暑さ対策を。避難所機能の確保の上からも予算は教育委員会の枠内としてとらえず、大胆な措置をすること。

3.消防法や建築基準法に照らして問題がある防火施設の改修をただちに行うこと。同時に非常階段の改修など危機管理上、安全上の責務を教育委員会が果たすこと。

4.雨漏りについては全面的に本格調査をし、全面改修を行うこと。今後は、計画的な修繕を施すこと。

5.校舎及び体育館、プールの古いトイレについて、計画的、年次的に新しいドライ式また洋式に替えていくこと。

6.その他、改修要望のあったなかで主なものは別紙に記載したように列挙した。早急な対応をすること。

7.改めて全校の老朽化・安全上・教育上支障のある施設や備品などの総点検と改善計画をただちに持つこと。これについて、まとめて報告と対策計画を提出するよう求める。なお市長におかれては、教育委員会の計画にそった予算の確保に努めること。

以上