活動報告
2023年08月26日(土)  [活動報告]

日本共産党が14 年前から市議会で何度も提案し、論戦を積み重ねてきた「地域公共交通の移動支援(お出かけ支援)」が社会実験として8 月14 日からスタートします。

枚岡地域は坂が多く、車の運転ができない多くの市民が、買い物に行くのも、病院へ行くのも困難をかかえています。移動支援を求める地域の声は大きく、市民の運動がすすめられてきました。

日本共産党は、この社会実験を通して、「より利用しやすい内容にする」ことや、市全域に仕組みを広げることを求めていきます。

日本共産党のこの間の提案

1、枚岡地域は道幅が狭く、坂が多いので小回りのきくタクシーの運行で。運行は、家の近くから乗り降りできる「ドア to ドアのオンデマンド型」のワゴンタクシーにすること。

2、料金は市が一部「公費負担して、市民負担はできる限り低額にする」。

3、利用しやすい「お出かけ支援」の仕組みをつくることが、高齢者や障がい者、車を運転できない市民の生活を豊かにし、生活圏域を広げ、活躍できる場を生み出し、交流も広がる。市民の健康増進がはかられ、ひいては市の医療費や介護費の財政負担が減るなどの効果も出る。

「移動支援」実現にむけた、この間の経過

枚岡地域での移動支援の実現へ、市民の運動が広がるなか、党議員団として実現へ様々な取り組みをすすめました。市民のみなさんと自主的な試験運行を実施、返信アンケートなど要望の聞き取り調査、議会での実態調査の要望と具体的提案をすすめました。

社会実験実現への経過は以下のとおりです。

①「坂の多い道幅の狭い山手の東部地域はタクシーによる移動支援を検討すること」に。

②当初・21 年 12 月~ 22,3 月の社会実験の仕組みは、( 広いリージョンセンター程度の )「地域を設定し、タクシーの乗り場は 1 つ。利用料金は市民が負担する」というもの。

⇒この内容で、21.12 月~ 22.3 月に 4 つの地域で最初の社会実験が行われた。

【最初の社会実験の結果とその後】 ⇒共産党が指摘した通り「市民は乗り場が 1 つしかなく、遠くて利用が困難。料金が高く利用しにくい」という声が多く、利用者も少ない結果となり、問題が残る。⇒2022 年度の議会でも、上記 2 点の問題点の改善を行うことを求め続ける。

【2023 年度は】・540 万円の予算化で「比較的に家の近くで乗り降りできるオンデマンド型のタクシー」で、今回の社会実験が実現。

市内全域でさらに安価で・利用しやすい「移動支援」実現へ、がんばります!